尾形亀之助詩集 『障子のある家』の初版本について

 これまであまり表に出てこなかった尾形亀之助の最後の詩集『障子のある家』の初版本のことについて、盛岡の吉田美和子さんの個人誌『木槿通信』第75号で特集しました。初版本の印象や初版本の見返しに書かれていた揮毫のことなどを吉田美和子さんと小熊が文章を書いています。さらに、昭和23年の再版本との違いをまとめた比較表を別冊にして添付しております。

 吉田美和子さんは、2010年に木犀社から尾形亀之助の評伝『単独者のあくび 尾形亀之助』を出されています。個人誌『木槿通信』は普段は小部数の無償配布ですが、吉田さんのご厚意で送料と製作実費(500円程度を考えています。)をご負担していただける方に、初版本のことのみを抜き刷りした製本でお分けしたいと思います。

 お求め方法は、毛萱街道活版印刷製本所のオンラインストアでの配布と考えておりますが、もうしばらくお待ちください。

A5判21頁(初版本の書影あり)

A5判8頁

初版本と再版本の違いを詳細に表にまとめたものです。

※ 風車の絵は復刻本のものです。