2025.01.08
頭から離れないことがある。ずっと、ずっと昨日から浮かんでくる思いを引き受けて、考え事をしている。答えの出ないことなので、仕方がないし、考えるたびに違うことを思う。とにかく、広がらないことを願うし、身を守るためにも広がらないようにどこかに防波堤を作っておく必要がある、、、、。星が見えているが、いつもより心なしかぼんやり見える。けれど、さそり座はとても綺麗だ。白鳥座を探しあぐねる。マルは、昨日シャンプーをしたせいか、動きがテキパキとしている。
今日は竹林さんの版画に言葉を添える本番の印刷を行う。最初に、昨日試し刷りをした「生マレ変ワルナラ」の印刷。版画のシートをいつものように印刷位置を確定するために断裁する作業。最初に、版画の底辺の水平を定規で確認し、シートの左右の目張りの跡に鉛筆で印を助ける。そこから版画から30ミリ下に言葉が印刷されるように185ミリ下に印をつけ、カッターで断裁する。そして、版画の真ん中の位置を鉛筆で印をつける。組版を一度清掃し、活字を歯ブラシで掃除し、試し刷りを行い、位置と誤植がないかを確認をし、本番の印刷を行う。印をつけた真ん中の位置と言葉の真ん中の位置を合わせるも、シートに記した印の位置が正確ではなかったようで印刷のたびにずれる。最後は、目で確認して印刷を行う。目での確認が一番いいかもしれない。
午後、もうひとつの「救ワレル人」の印刷作業。植字から始まる。ルビが入るので、結構面倒だなと思っていたがルビの入る行間を誤魔化して五号全角にしたので、あまり大変な作業とはならなかった。この版画シートは、縦長の作品で、銅版画が一枚々々シートの左右にずれており、そのずれ方が同じものがない。どうしようか迷うも、版画と言葉の関係を常に同じにしないで、全体でバランスを取れるように、版画と言葉の位置をシートごとに変える方法で印刷を行う。結局、目での位置確認となる。結果、こっちの方が先の版画よりも上手にできた気がする。
![](https://www.poetic.jp/wp-content/uploads/2025/01/IMG_2055-1024x588.jpeg)
夕、マルと散歩。マルは張り切っている。サクサクと歩く。家の人が追いつくのが大変と言う。
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