日記

2026.02.07

 暖かくなったと思ったら、また寒くなる。雪が降らない分、まだ助かっている。毎年のことだけれども慣れることはない。夏になると冬の服装を忘れ、気が付くと薄着のまま冬の真っただ中を過ごそうとする。そこでやっと厚着のことを考えるのだが、その時には、すでに正月も過ぎ、春めいてきて新たに暖かな服を買い求めることがもったいなく思う。今年もそうだ。若い頃、職場の後輩に、先輩はズボン下をはかないでくださいねと言われたことがあり、そのことがずっと頭に残り、今もズボン下をはかないで過ごしている。どうでもいいことだ。それで思い出した。これも後輩から言われたことだが、昨日と同じネクタイはしないものだという身だしなみのことだ。それ以来、ずっと2日間同じネクタイはしないということを守ってきている。これもどうでもいいことだ。しかし、どうにもこうにもそのことをないがしろにできないでいる。

 午前、9ポイント活字のすだれ戻し作業。これを終えて、9ポイント活字の解版が終わる。あるから文選が始まる。午後の来房のために工房を片付ける。午後、Book! Book! Sendai の「せんだい本の生活史」という宮城・仙台で暮らす人々の、本棚を訪ねてという企画で武田さんとやまうちさんが来房する。約2時間本にまつわる来歴の話をにぎやかに行う。終わった後、なんだろう、もっと自分に正直に静かに話せばよかったと思う。それができないのはどうしてだろうと思う。

 夕、ちょっと遅いマルとの散歩。土手は夕暮れて暗くなっている。誰もいない。そのうち時間が過ぎると遠くから土手のカーブしている遊歩道を走ってくる人がいる。そして、また一人。姿勢を正して力強く走る人、肩を前倒し息をはーはーして走る人。

 及川さんから詩一篇届く。2度読んで、2度目にいいなぁと思う。