2026.03.17

この年になって、岡本太郎の言っていることが少しわかったような気がした。気がしただけなので、またすぐ消えてしまうような気がする。幾重にも覆いかぶさっている意識の布を一枚いちまい引き剝がしても、次から次へと手垢が染み込んだ布は増えてゆく。壊すという言葉が適切なのかどうかはわからないが、覆いかぶさった布を引き剥がす。そのイタチごっこをしている。いや、していればまだマシだが、していないとすぐに溺れてしまう。つまり、終の棲家を見つけてしまう。築いてきたものにはなんの意味もないと潔く言えるのだろうか。醜いとか、気持ち悪いとか、安っぽいとか、平凡だとか、布に染み込んだ価値感や習慣や臭覚、嗜好を疲れ果てないで燃やし続けよう。マルと散歩。土手を歩く。
畑仕事。今年はジャガイモを植える。連作ができないので、昨年は玉ねぎを収穫したが、今年はジャガイモにした。家の人から何度もせつかれたためだが、自分でもそうしようと思っていた。土はたい肥と腐葉土を鋤き込み、柔らかくしているので、あとは種芋がホームセンターで売られ始めてから種植えをするばかりになっている。そこで、ジャガイモを作る場所と、その他の野菜を育てる場所の区画を分け、間にブロック塀や木の柵を置いた。木の柵は、以前にホームセンターから買って庭の花壇の敷居に使っていたが、壊れていたので、それを補修した。そんなことをしていたら、午前が終わった。午後、コンポストに入れる発酵促進剤や菌床を買いにホームセンターに向かう。店の棚を何度見ても売っていなかったので、あきらめてブルーシートだけを買って帰ろうとしたら、レジの方に念もために尋ねると、あっさりを案内してくれる。さっき、何度も見返した場所に置いてあった。いつものことなので、しょうがないが、あきれる。それから家に戻り、西田さんから頼まれていた梅子の一筆箋の作業に入る。作業と言っても、依然作った組版を探し出し、再度印刷するのになにが必要か確認する。それで凸版を作り直さなければならないことが分かったので、メールで発注する。それから用紙の断裁の手順を作業日誌に記載し、確認をする。全紙判何枚で一筆箋を何枚作れるか確認する。
夕、マルと散歩。児童公園を一周。こう君のお母さんに今日も可愛がっていただく。
