日記

2026.04.16

 1日の始まりの初っ端に右肩を痛めた。負荷が強かったわけでもないし、どこかにぶつけたわけでもない。この年で四十肩もあるまいし、どうしたことだろう。しかし、症状は肩を上げようとすると辛い。痛みが走る。四十肩そのものだろうと思う。日頃の不摂生が祟り、体の歪みがこの肩にのしかかったのだろ云うか。さてどうなるか。日頃何気なく行っている動作にどれほどの影響が出てくるのか不安であるが、少し楽しみでもある。

 痛めた肩は動かさないと、動かなくなるという勝手な思いを抱き、工房に入り昨日途中で終わった名刺の組版を完成させる。それからテキンにインクを乗せ、試し刷りを行う。そこからまた修正を加える。電話番号を二分から全角に変え、五色の活字を差し替え、印字が汚い活字を差し替え、苗字と名前の隙間を広くし、住所や電話番号やメールアドレスの列を整える。修正すべきところはまだあるが、一応こんなイメージですと依頼主に画像と共にメールを送る。昼前、マルのシャンプー。ペットクリニックへ連れてゆく。そしたら、手を噛まれたらしい男性が受付に立っていて、なにやら看護師が事情を聞いている。聞き耳を立てていると、どうも散歩中に大きな放し飼いの犬に襲われたらしい。腹を噛まれた黒い犬がだらんとなって診察室に運ばれてくる。お腹を噛まれたらしいい。出血は止まっているが、黒い犬はショック状態で動かない。幹部に手当を受け、しばらくして、頭をもたげた黒い犬は、どこぞの部屋に運ばれてゆく。彼の無事を願うとともにかわいそうになってしまう自分の気持ちを抑えられない自分を知る。午後、テキンにインクを乗せたので、ついでに昨日出来上がった蚕の栞の凸版を印刷する。どういうわけか凸版の枠までも激しく印刷されてしまう。ローラーの径があやしいのかもしれない。いつものように紙で枠が印刷されないように絵柄の部分だけを切り抜いた髪をストッパーに貼る。これで大丈夫。夕方近く、電話が来たのでマルを迎えにゆく。帰りがけに黒い犬がどうなったか尋ねると看護師はがっくりと項垂れ、1時間前に亡くなったと語る。ああ。

 夕、クリニックからそのまま土手に向かい、マルと散歩。沈んだ気持ちのままで過ごす。