日記

2026.07.04

 波が風が、枯れ草を道の脇から追い出す風が遠ざかる。波の動きを感じないほどの上下の揺らぎが訪れる。一息ついているが、いつまで続くのだろうと思う。いや、無駄なことは考えないことがいい。いまを、この朝を、この季節を楽しもう。ミズキの青い細かな実が大きくなるのかなと思っていたら、いこうに大きくならない。このまま鳥に食べられ、地上には落下せずに終わるのだろうか。玄関のツバメの巣には再び子育てをしようと思っているらし個体が住み始めている。次々と入れ替わる。新しくなる。一瞬のことかもしれないが、わたしと時間を長く長く共有している。

 スローバブックスさんのドット方眼ノートブックの製作。製作を頼めれてからもう半年近くが過ぎている。継続してご依頼を受けている製作ものなので、いつまでも伸ばしてはいられない。ということで、作り終えたいという気持ちが高くなってきた。やっつけ仕事ではない。今日は、表紙と裏表紙になる厚紙、平和紙業のLPマット 1ミリ厚の断裁から始める。記録した製作ノートをめくりながら断裁の手順を確認し、作業を始める。それから次に中表紙の用紙の選定。できれば残っている余り紙でよいものがないか家中を探し回る。以前、サンタロット画材店で購入したタイの楮の用紙が天井の棚にあったのでそれを使うことにする。それからテキンの残っていた一昨日のインクで大丈夫に印刷できるかを確認し、これで大丈夫と判断。それから表紙と中表紙を一気に印刷する。そして母屋にあるツインループ製本機で製本を行う。この製本機、まだ確実に失敗しないで製本作業ができる知識と技術を持っていない。問題は最後のツインループを締める時で、ここで失敗が生じる。そして、失敗した時に何が原因で失敗したのかをまだ把握しきれていない。だから、毎回5回行なって1、2回は失敗する。今日も5冊の製本のために2回失敗し、ツインループのリングを2本無駄にした。

 夕、マルと散歩。土手を歩く。もうマルは土手の堤防沿いに続く道を歩くことはない。夏に向け低く刈りそろえられた草むらにのんびりと座り込み、風を涼しい目をして受けている。