2026.09.11

人間とは虚しいもので、自由な時間が増えたと思ったら、ただの気ままな時間が増えただけだった。時間が進むに従って、時間を守らなくなり、物事の境目が薄くなり、自分が一体何をしているのかがわからなくなってきた。平坦になり、面白い事が、愉快な事が減ってきた。しかし、こういう時間がいけないというわけではない。こういう虚しい時間も無駄ではない。考えようによっては贅沢な時間である。問題は、時間の量ではなく、心の中の虚しさということなので、推し量る事ができないことである。
草間彌生の版画展を観に福島県立美術館に行く。朝倉摂の展示を観にきて以来だろうか。特段、わたしは観にきたいとは思っていなかったので、版画作品の展示だと知らず来た。やはり黄色いかぼちゃの絵がいい感じだった。ネットとドットという言葉、その草間彌生にとっての意味を知る。帰路、あつかしの里に寄り、昼飯を調達。昼寝の時間には家に着く。午睡。起きて、雑文集6冊分を折り、背を水引きして、折り目を厳しくする。それから、販売用の本につける帯の組版。昨日文章は考えていたので、文選をするだけ。組版はそんなにかからないだろう。昨日の残りのインクで試し刷りを行う。帯の太さは決まったが、長さが決まらないので、とにかく試作は適当に行う。
夕、まったり。疲れた。帯の文章だけだと誰が書いた本かわからないかな、と思い始める。
