日記

2026.10.11

 激しく道を進むべきだと思う。その激しさが大きく波打つ時に、ある一定の方向を見定めていたら、乗り越えることができるのかもしれない。と、このところ、宮城谷昌光の小説を読んでいるせいで、頭がおかしくなっている。誇大妄想癖である。昨日も、野菜や果物を売っていた露店の店でいやがらせを受けたので、天誅だと言わんばかりに「それは嫌がらせだ」と店主らしき大男を罵ってしまった。後味が悪い。全4巻を読み終えるまでちょっと気をつけようと思う。天罰が降りてくる可能性大である。この文、ですます調になっていること自体がおかしい。狂っている。

 午前、喫茶ホルンのショップカードづくり。文字の組版の営業時間を修正し、印刷を始める。最初は印刷機の調整のために試し刷り。いつもそうだが、一回では綺麗な印字は得られない。新しい活字を入れたせいだろうか、文字もムラが激しい。なんどかマスキングテープを貼り直し、やっと納得のゆく印字が得られる。それでも天地の地の花形活字の紋様にムラが多い。活字を新しいものに変える必要があるだろうと思う。用紙がいつもより厚いので、その分力が要った。午前はこれで終わり、4キロ走る。午後、ベガルタ仙台の試合をテレビで見る。それが終わり、工房に入り、内田さんの和紙にカレンダーを印刷する作業に入る。一昨日届いた凸版をメタルベースに貼る。最初にマスキングテープを亜鉛の凸版の裏に貼る。これは両面テープをなるべく力を入れずに楽に剥がしやすくするための工夫。そして両面テープを貼る。それから一度A4のコピー用紙に印刷。位置を確認し、マスキング処理を行う。そして位置を確定するための印刷を幾度か繰り返す。大体の位置を決め、試し刷りの1月の紙、楮紙(ソーダ灰煮)用紙に印刷。位置がずれているが、最適な位置を探すための印刷なので問題ない。それと書にインクがどれだけ乗り、どれだけ綺麗な印字が得られるか気にはなっていたが、最初の印象はやや薄いかなというもの。紙の種類によって変わるだろうと思うが、果たしてこれでいいのだろうか。1枚試し刷りを終え、書斎で打ち合わせのメールを送る。

 夕、散歩。夕陽が沈む瞬間を見ながら土手を歩く。集団を成して浅瀬にいる鷺たちから離れて1羽だけ茂みの木立に立っている鷺がいる。どの世界にも外れていたい存在がいるのだろうか。