2026.10.12

タガが外れたのだろうか。湯にたっぷりと浸ったおかげで、体の節々がバラバラになったような気がする。一度緩んだものをまたしっかりと繋ぎ合わせるためにはもっと強いタガが必要になったとでもいうのか。ガチガチになった肩や首がオレをロボットに仕立てている。歩くのもぎこちなく、寝起きもままならない。外は闇、なにかに捕まらないと立ってもいられそうにない。両腕、両手を前に伸ばし、手を平たくし、まるで幽霊のように歩みを進める。これからどうしよう。
工房に入り、ホルンのショップカードづくり。昨日印刷した文字と文様にお店のロゴ文字をオレンジで印刷する。これまで何十回と印刷をしてきたものではあるけれど、いつも決まった組版にはならない。記憶していればいいものを、まったく記憶ができない。どうしてだろうか。わからない。「喫茶ホルンショップカード」と書かれた箱に中には組版をつくるための込物がたくさん入っている。どれをどう使えば良いのかおおよそはわかっているが、最初の文字と文様の版の組み方によって、次の2つの版の向きや組み方が変わる。今日のチェースは春先に購入した新しいもの。古いものに比べなんとなくしっかりしているが、変わらないか。若干、印圧を調整したが、枠写りはなく、順調に印刷を終える。次に、カレンダーの印刷。最初に凸版を貼るメタルベースを選ぶ。凸版よりもやや大きいものだが、最初に考えていたB5サイズのメタルベースではなく、中くらいの大きさのものと小さなものを組み合わせて作る。こうだと凸版を剥がす際に楽になると考える(いくつかのメタルベースを組み合わせて土台のメタルベースを作ると、凸版を剥がす際にメタルベースを割ることで、凸版を剥がしやすくできる。そしてインクは試作よりももう少し濃くとの指示があったので、古いインクを使うことにした。これ、感。なんとなくこっちの方がいいと思った。少し、中身も違う。試し刷りを行い、印刷位置を確定し、枠写りをしないように図版となる書の型を切り抜き、マスキングを行う。何枚か印刷しているうちに、枠写りを発見する。それでもう一度マスキングのための切り抜きを行うが、図版となる書と切り抜きの型との距離をもっと狭める。それをもう一度繰り返したが、今度は切り方を間違えて、ごっそりと一部分の書が消えている。これは後で追加で印刷ができるからなんとかなると思う。なんとか昼過ぎまでかかって大方の印刷を終え、最後にA5サイズの耳付きのカードに書のみ印刷する。分厚い楮の紙5枚、それに柿渋で染めた表面が固くて厚くて実際は柔らかい楮、桃色のなんだかわからないとても柔らかい紙を1枚ずつを印刷。柿渋は上手くできない。桃色はインクを吸い取ってしまうので印影が弱い。昼食を挟んで一切を終えるが、A5カードの印刷jにおいて印圧が整っていなかったので、下方の印影があまりきれいでない。途中で修正したが、どうだろう。今後のことで言うと、凸版の書道の文字の間の隙間が大きいと紙が印圧で凸版の本来印刷されてはいけない余白部分に当たり、余計なインクがつく恐れがある。注意する必要がある。結構、思ったよりも大変だった。最後にホルンのショップカードのホルンの絵を印刷。
夕、散歩。駅前のセブンイレブンまで歩き、ブルージャイアントを立ち読みする。夕暮れ時、日は沈んでいる。街灯の明かりが灯り、街路樹に大勢の椋鳥が泣き叫んでいる。こんな風景見たことない。
