日記

2026.03.03

 朝の散歩で、マルが土手の斜面を必死で登る。左右に揺れながら、後ろ脚をしっかりと踏ん張り、前脚を前に伸ばし、斜面を登る。どこまでもどこまでも歩く。彼のやる気を思うと、わたしのやる気のなさがどうも憎らしくなる。どこを叩いても奮起する要素はないのに、やる気のなさを気にしている。目標を失ったからではない。やりたいことはまだたくさんある。なのに。

 書斎で双紙のあとがきを推敲する。昨日まで書いていた草稿を大きく変えなければならないかなと思っていたが、意外にすんなり、これまで書いたものに少し修正を加えて、文章を足して終わる。あっというまに原稿ができた。それを出力し、手に持ち、工房に入る。あとがきが入る奥付の組版を取り出し、チェースに固定する。それから全号のあとがきの活字を取り出す。二段の内、上段だけ取り出す。そして、文選を始める。ここ一月ほどほとんど9ポイント活字のすだればかり見ていたいので、五号のすだれに慣れるまで時間がかかりそうだ。所々で活字の位置がわからなくなる。どこかに焦りがあるので、つい、データベースソフトのファイルメーカーのアプリを開き、位置情報を確認する。そして、文章の推敲をやりながら文選する。所々でこの表現でいいのかなという疑問が生じる。自分の文章なので自由に変更する。「大震災」という言葉を拾ってみた。最初「大震炎」と拾っていた。何かがおかしいと思ったが、なかなか気づかない。それで本番の印刷を3、4枚ほどしてしまって、スマホで検索し、やっと気づく。なんてこったと自分であきれる。午後、印刷を終える。それか時間があるので栞を作ることにする。ほぼイメージは固まっているので、それを実行する。本の画の凸版の枠がどうしても印刷されてしまう。印圧が高いのだろうか。印圧を修正をしながら試作を何枚か行う。どうもしっくりとこないが、明日考えようと思う。

 夕、マルと散歩。雨の中、まだ小降りだ。大雨、大雪になる前に早めに家を出る。今日は、墓を一周。 マルは今日は元気だ。とても元気だ。