日記

2026.03.16

 季節は移ろい神々の景色は微妙なグラデーションを横にずらしながらあっという間に違う光を纏う。色彩が変わったかと思うとすでに草花や鳥たちは違う服を着てしまっている。古い外套を着ている人間たちはかなりの確率で同じも形や色の服に装いを改める。違う選択は許されているわけではないが、勇気が必要だ。

 工房でアンドロイド昆虫カードの印刷。もっとよい用紙があるような気がするが、手元にあるのはこのコットンの344gの白と赤のカードのみなので、試行という意味もあるので、まあいいかと実行。デルマックスの調整は2日間でしっかり行ったので、すぐに本番の印刷を開始する。インクを久々にデルマックスに乗せる。そして用紙に空気を含ませ、機械に乗せる。順調に印刷を開始する。が、ムラがある。凸版を貼っている土台のメタルベースに高さの微妙な違いがあるようで、ムラが出ている。1枚のアンドロイド昆虫の画を凸版3個を合わせた上に貼っているのが、その3枚がどうも微妙に高さが違うようだ。それで、ムラ消しを行う。3回目でなんとかものになりそうなので、再び本番の印刷を行う。今度はまあまあ、きちんと印刷されるととてもきれいな線が出てくる凸版の画なので、よりきれいに印刷をしたい欲求が生まれるが、どこかで諦めなければいけない。白いカードを50枚、赤いカードを20枚印刷する。それから少し小さなハーフエアコットンのカードを3枚ほど印刷する。順調に終わるが、せっかくインクを出るマックスに乗せたので他の用紙も印刷したくなるも、適当なものを見つけられないので今日はこれで終わりにする。午後、手持ち無沙汰になる。とりあえず出るマックスに乗せたインクを洗浄する。それからイマイチ調整ができず使っていない ADANA の BABYという印刷機を使ってなんとか印刷ができるように試行錯誤を繰り返す気が起きる。この印刷機は潜水艦のような躯体を持ち、その中央に90mm×60mmの空洞があり、そこに組版を置く、置いたあと胴板に用紙を置き、それを穴に覆い被せ、梃子の原理を使いレバーでぎゅっと抑えるといった仕掛けになっている。言葉では上手く説明できないが、そういうものです。その胴板が閉じる時に組版と同じ並行の高さになかなかならないために、組版の一部だけに圧がかかり綺麗な印字が得られない。つまり、平行になるように組版の高さと胴板の高さを調整すればいいわけだと頭では考える。それで、胴板に厚みが1.5mm程度あるブランケットを2枚敷き、試し刷りを行う。それでも印影は偏りが顕著に見られる。それで今度は、穴の下に五号二分のインテルを敷いて印刷をする。すると、改善の方向に印影が動いていることがわかる。それではと今度はもっと厚みのある板を穴に敷く。それで行うとかなりよい印影が得られる。今日はここまでで終える。

 夕、マルと散歩。児童公園を一周。こうくんのお母さんに会う。以前ほどマルは喜んびを表さない。歳をとったせいだろうか。