2026.03.21

昨日から1階に煎餅布団を敷いて寝ている。この家を建ててもう30年を過ぎようとしているけれど、わたしの寝室は2階にあり、ずっとその部屋で寝起きしていた。30年過ぎて初めて1階で寝た。深夜、地響きがしてガラス窓がギシギシ音を立てている。どうやら外では強い風が吹いているらしい。2階だと響いてこない外の喧騒がここは聞こえてくる。マルと散歩。今日は墓を一周。ポケットにスマホを忍ばせ、ずっとアルヴァ・ノトの音楽を響かせる。マルはこの道に思い出がたくさんあるので、気が気でない。家に戻り、雑事を終え、腰を落ち着けると、ラジオからソニー・ロリンズの「セント・トーマス」が流れてくる。さまざまな記憶が蘇る。
工房で終日西田さんに頼まれた一筆箋の印刷。一筆箋は同じ組版で凸版の図を入れ替え、それと6ポイントの説明文を入れ替えて2種類作る。最初にテキンのチェースに出来上がった組版を装着する。今のテキンの胴張に装着している見当針の用紙を載せるとはテキンのチェースの枠の下から23センチの位置から印刷が可能となる。それを考えながら組版を取り付ける。見当針に一筆箋の用紙を載せると、用紙の両脇は見当針からはみ出さない。ということは用紙を抑えるストッパーで用紙を抑えることができないことになる。それで、縦に伸びているストッパーに用紙をインクがのった組版からはがすためにインテルを横に装着する。もう片方は、空間が狭いので見当針の先端の細い部分を装着する。印刷を開始。印字は綺麗。問題なし。用紙をテキンの胴張から取り出すためにピンセットで用紙を取り出す。これでは、いちいちピンセットを持ち換えたりするので面倒だ。午前で100枚印刷。午後、焙煎。日の調整の失敗だろか、2ハゼが起きない。その後、工房で目標の残りの300枚印刷。ピンセットを使わずに手で用紙を取り出すことにした。すると、速度が増した。100枚刷ったところで組版の図と活字を入れ替える。テキンを使い、一日で400枚印刷するのは今の私としては少々無理だったかもしれない。膝が変な感覚になり、腰が危ない感じになっている。当然に首と首の漬け菜と背中と肩は痛み出した。
夕、マルと散歩。印刷を一日で終えたので、それもきれいに終えたので気分はいい。マルも喜んでくれている(と見える)。
夕食後、なんとかというバイオリンの天才の話をテレビで見る。すごい!
