2026.04.03

わたしは活字も持たずに活版印刷をやってみようと思った。それから少しずつ、必要な活字を注文し、少しずつ書体を増やそうと思った。だから、一度手に入れた書体は、何度も使った。圧倒的に活字の量が少ないので、印刷をしたい文章はやっと手に入れた活字を使ってどうにか印刷する。大量の古い活字を揃えればいいだろうと思うが、置く場所がない。だから、今ある活字を使うしかない。摩耗しても使う。持っている活字の書体の範囲内で、どうしても必要だが無い活字は活字店から買う。そして摩耗した活字は活字店から買う。そうやって、しのいできた。いや、しのぐというのではなく、楽しんできた。だから、書体には興味を持とうと思わない。使えない書体のことを考えても仕方がない。きりがない。今日は久しぶりの晴れ。マルと墓場を歩く。
丸森のスローバブックスさんでの活版印刷・製本体験ワークショップ。今年1回目。締切の1週間前で参加申込者が1名だったので、お一人用のメニューを考えていたが、直前に2名の方が参加していただき、3名で行う。お一人二つぐらいの組版が作れるかと思ったけれど、一つを作るのでちょうどよかった。五号で横11文字、縦32文字の空間を最初に提示し、そこに記号や約物、花形活字を詰めた活字だなから気に入った活字を置いてゆくという作業から始める。五号の活字以外に四号や12ポイントなどの活字もあるので、手間暇かかるので、できるだけ五号、五号倍数以外は選ばないようにと声がけをして始めるも、はやりおもしろうそうな活字を見つけるとみんな使いたくなるんだなと思う。それをキャンバスに絵を描くように自由に置いていった。次に空白を埋める作業を行い、次第に合わなくなり小さな空間が生じた箇所が特定されて、それを1ポイントや2ポイントにおインテルを活字の大きさに切って、あるいは紙を鋏で切って埋める。午前で、おおかた墨のインクで印刷をしてみる。午後で、それを元んじ修正を加え、墨で印刷。最後に銀色のインクで濃い紙に印刷をする。意外だったのは、銀色のインクで白い用紙に印刷をしてみたら、とても綺麗だったこと。面白かった。午後4時に終了。ありがとうございました。
帰宅後、マルと散歩。疲れていたのか、興奮していたのか、午後は児童公園を一周するのに、墓を一周する。
2026.04.02

一夜明け、いつもの生活に戻る。特に何かがあったわけっではないが、穏やかではなかった。広げた絨毯に目鼻を付け、いかついロボットの型枠に張りぼてを作る要領で貼り付けてゆく。どんな形になるのか、どんな生き物になるのか、わからないが、それ自身が作られたものではなく、すでにそこにあったものとして自らの声を張り上げることができることを願う。
終日、明日のワークショップの準備。
