2026.04.20

風のない日に電線が揺れている。鳥の仕業だと思う。それから視線を右や左に回し、存在を確かめる。それだけなのに、これが1日の始まりかと思う。
工房に入り、まゆけばペーパーを作る作業。昨日、雁皮の紙で裏打ちしたものがとても気に入ったので、その方法でできる限りの量を作ろうと思う。とにかく、作ったら、その後何を印刷して作るかは、ゆっくりと考えようと思う。縦30センチ、横20センチぐらいの大きさのまゆけばペーパーを作る。最初に、まゆけばをほぐす作業から始める。まゆけばは糸が凝り固まった部分があちらこちらにあり、それをできる限り手でほぐす。そして大きさに合わせて置いてゆく。薄い部分に重ねて置いてゆき厚みをできるだけ一定にする。この時点では綿飴みたいな、蜘蛛みたいな状態なので、厚みが一定になるとはとても思えない。そこで、一度霧吹きをかけ、クッキングペーパーで挟み、銅版画のプレス機で圧縮する。するとある程度薄いところが見えてくる。そこにサイドほぐしたまゆけばを置いてゆく、そして再度霧吹きをかけ、銅版画のプレス機で圧縮する。本当はこの作業を丁寧に何度も繰り返して行うことで紙のような均一の厚みを持ったまゆケバペーパーができそうだが、それを行うのは今後として、今はとりあえずまゆけばペーパーを作ることを優先する。そして、アイロンを掛け、まゆけばを平たく固める。すぐに吸い取り紙に挟み、重しの下で寝かす。これれを7回行う。つまり、7枚のまゆけばペーパーが完成する。午後、まゆけばぺーぺーの様子を時々見る。そして空気に触れさせ、水分を取り除く。午後3時ごろには、しばらく机の上に広げておいた。するとかなりそりかえっている。触ると水分がかなり抜けている。それからまたまゆけばだけを7枚重ね重しの下に置いておく。これを明日の朝まで行う。
夕、マルと散歩。児童公園を一周。暖かな日。公園でこう君が遊んでいる。先日の秋保のお礼を言う。
