日記

2026.05.29

 目が覚めると、外のミズキの花はとっくに終わって、丸い肺胞のような緑色の実が骸骨の形をした茎のような脚を従えてすくっと立っている。その間、ミズキを眺めるでの間、温かい風を部屋いっぱいに入れ、揺れるレースのカーテンを涼しげに見ていた。それから、マルと散歩。児童公園を一周。マロンちゃんに久しぶりに会う。互いに顔を合わせてさっと別れる。家に戻り、バラの手入れ。やがて風が強くなり、日差しも強くなり、バラが落ちないようにまだ盛りでない花びらも切り落とす。急に、あの感情が湧き起こるも、打ち消す。

 午前、母屋でやろうと思ったが、結局、工房で巻物の梱包作業。長い印刷物を日本画の彩色筆の筒の部分に巻き取って、そのまま書道用紙で包む。最後に書道用紙の端の5ミリほどに生麩糊を塗り、封緘する。思いつきで咄嗟にやり始めたことなので、巻き取りが下手で、どうしても右か左に偏ってしまう。それをどうにかして綺麗に巻こうとす工夫を繰り返すが、結局、これだというやり方は見つからなかった。全部で54個製作。最後に、クマのスタンプを押す。そして仕上げに筒の両端をひねり、飴を包むようにする。それがなかなかうまい具合に曲がってくれない、よじれてくれない。そうこうして力を加えると今度は綺麗に丸めた筒のところにシワがよる。どうしようもなくなと思いながら、あとは惰性で仕上げる。

 午後、梱包作業を行い発送。それから諸々の用事をこなす。マーブル行き、本沢3丁目パン屋さんのパンを注文する。