日記

2026.06.09

 匂いもそうだが、耳を澄ますことが多くなった。音が聞こえづらくなったせいかもしれないが、寝息の音、電灯の紐をパチンパチンと引っ張って明かりをつけようとする音、ごくんごくんと水を飲む音。どの音もそれなりの営みを表しているように思う。その音を聞いて、安心したり、何か行動しなければいけないと思ったり、彼や彼女やわたしたちのことを少し考える。そして想う。言葉は営みを知るにはあまりにも嘘が多い。それよりも音や匂いや光やざわつきに身を置いた方がいいと思う。今朝もマルと散歩。児童公園を一周。ちょっと雨が降っていたけれど、なんとか歩き通す。予報では晴れだったのに、厚い雲が一向に去ろうとしない。遠く、山形との境に聳える蔵王の山際が明るい。水色の空が見える。

 サミーポール氏の『過去をつなぐ橋』第27話の編集作業。吹き出しに文字を打ってゆく。2ページ余りができたので、手描き文字特集という欄を作る。

 夕、マルと散歩。墓を一周。マルは元気。小学生の小集団が通る。かわいいと言われる。

 玄関のツバメの巣から雛が顔を出している。数日前に生まれたようだ。家族が増えたような気がして、嬉し。