日記

2026.06.19

 小学6年生の時、教室内でどういう経緯でそうなったのかわからないが、女子たちがクラスで嫌いな男の子は誰だという話になった。そこで、元気のよい女の子が手を上げ、わたしだと名指しした。名指しされたわたしは、それどいうことなのかそのときはわからなかったが、鈍く地面に広がって離れない粘着質の、粘土のようなつまらなさを、人生に対するつまらなさをなんとなくそれ以来感じるようになった。そして、女の人には距離を置くようになった。何を考えているのか(きっとわたしは嫌われるから)得体が知れないから。今となってみれば、結婚もしたし、女性とも普通に話せるし、生活に大した影響はないふうには思える。が、その時のときことはとても強烈で、今も忘れられないし、鋭い目で睨む人に出会うと、この世界が突如ひっくり返る。半年前にもそんなことがあった。誰にも嫌われたくないと思っているはずもないのだが、いざ面と向かって嫌われると(そのような態度を示されると)、嫌である。どうしてこんなことが浮かんできたのだろうか。わからない。今日もマルと散歩。マルは児童公園に行きたいと言う。途中、大谷石の倉庫を過ぎ、大きな県道を渡ったところで疲れたのか、ちょっと歩くのが嫌なそぶりを見せる。そこで今朝の散歩を終える。だんだんと歩く距離が短くなった。無理して歩くと吐き気を催したり食欲がなくなる。

 工房に入り、施主ありの作業。まゆけばでつくる帽子のタグの製作に入る。時間が来たので仙台へ向かう。今日は整体。その前に、市谷の杜 本と活字館からいただいたチラシを喫茶frameに行って数枚お渡しする。遠いので集客には結びつかないが、「活版印刷」という文字が大きく書かれたポスターなんて滅多にない。先日の亀之助のワークショップのことが話題に出る。鈴木さんが喫茶frameに持って行ったというヘンテコな新聞「球体號外」が目に止まる。かっこいい。木活字のような文字をランダムに配置し、ノイズが覆っている。2枚貼られたいてものを、1枚いただく。1枚だけ送られてきたポスターも置かせていただく。次に、エスパルのビッグママに行き、裾の長いシャツの詰め直しをお願いする。3階の東急ハンズで計量カップを買う。それから整体。整体が終わり、火星の庭、喫茶ホルン、曲線とはしごをしてチラシを置かせていただく。澁谷さんが展示のことを興味深く聞いてくれる。最後、曲線では永井玲衣の本『これがそうなのか』(集英社、2025)を買う。

 夕、マルと散歩。墓まで車で行き、50メートルの道を往復する。マルが好きな道。