日記

2026.07.29

 熊本での地震の報を聞いてからため息ばかりが出る。どうしてだろう。震度7という数字がそうさせるのだろうか。もう生きているうちに二度とあの東日本大震災のような災害は起こらないと固く信じていたが、それがぐらついたからだろうか。人が辛い目に遭っている場面を見ることができない。気持ちが弱いのだ。もっと言えば、自分のことのように感じてしまうのだ。いや、自分もこととして感じてしまうのだ。その結果、自分が辛くなる。これはわたしの性根でどうしようもできない。何かの辛い経験があってのことなのかどかわからない。ただい、敢えてその中に潜り込んで辛い思いを受けようとする自分がいたりもする。バカなことだ。今日は雨、マルと家の周りを散歩する。マルはほとんど歩かない。2歩、3歩と歩けば歓喜の悲鳴をあげる。

 数日前に依頼のあった印刷の件で、いろいろと考えながら、あっちに連絡したりしていた。その調整だけで1日の大半を費やしているような錯覚に陥る。あおの合間に工房の仕事をしている。今日は、亀之助の雑文集の束見本の製作の最後の仕上げ。本文と見返しの背固め、そして表紙との合体作業。まあまあの出来、とにかく上手にできなくても、本番の手応えが得られればそれで十分である。そういうふうにはできた感触がある。

 夕、マルと散歩。暑い日で、マルはずっとゲートの中で寝ていたので、いつもより遅い時間に家の周りを少しだけ歩く。