2026.09.24

寒くなってきた。日が照ると暑い。寒暖の境目がはっきりしているようで、実は曖昧だったりする。暑さで体が湿気を帯び、汗をかくと、境目から寒さがやってきて、体が冷える。くしゃみをしたり、寒さで震えたり。そうかと思うと冷気を塞いだ厚めの布のために汗びっしょりとなって寒さの中を歩いている。自分が試されているようでもあり、自分が試しているようでもある。夢や楽しみを持つことはよいことなのだろうが、失った後、少しの間、その寂しさに耐えられる力がわたしには残っているのだろうか。そんなことを思う。
依頼のあった名刺の製作に入る。はじめに母屋にある名刺専用に印刷機にしている盛岡テキンのトップシートを貼り替える。単なる張り替えではなく、きちんと見当針を定位置に装着することが肝要で、そのために定規でミリ単位で印をつけ、理論上はしっかりと設置したつもりだが、水平や垂直は実際に印刷してみてから判断することになるので、まだシートをずらす余裕を余しておく。次に、組版、両面印刷の名刺の表面から組版を行う。用紙を縦に使い、下約半分が図版となっている。上半分は欧文活字のみでお名前やホームページのアドレス、インスタのアカウントを組む。最初に欧文活字の組版を行う。下手で組むと、文字間のスペースが気になる箇所がいくつも出てくる。それを0.5ポイントのインテルで調整するが、そうしても今度は広がりすぎたりしていて、何度か修正を繰り返す。次に、図版部分。三角の凸版の形に沿ったメタルベースを下に置き、周りを込物で固め、組版に入れ込む。と、ここで問題を発見。凸版の裏面の中央が約1ミリ程度盛り上がっている出っ張りがある。出っ張りの大きさは1センチ四方の丸い形だ。さて、どうしよう。とりあえず、山を囲むようにマスキングテープを4層にして貼り、裏面の高さを均すことにする。一度、試し刷りを行ってみると綺麗に印刷ができた。しかし、何度も試し刷りをしていくうちに図版の左側が掠れてくる。多分、メタルベースが平坦でなかったものを使ったせいかと思う。それともマスキングテープが沈んでしまったのかもしれない。本刷りではきちんと修正しようと思う。これでいいと思った試し刷りを依頼し主に送信して、確認をする。やはり誤植がある。それと、しばらく眺めているうちに、修正したい箇所がいくつも出てくる。小さな修正なので、わたしの納得の域内ではある。午前と午後、定期通院を挟んで久しぶりに作業を行う。
夕、4キロ走る。西日が斜めから差し、影が伸びている。幾人かが長い影を引きずって歩いている。
