2026.09.29

一つの仕事が終わると、工房は道具や資材や余った紙などで足を踏み入れる場所も容易には見つけられない状態となる。それでも、狭い工房の隅々まで体を入れる余裕はあるけれど、一つのことが終わり、片付けを疎かにしていると工房に入ろうという気持ちが失せてくる。だから、片付けや整理整頓、その上に空間を過ごしやすくするデザインは欠かせない。でも、わたしにはそのセンスがない。片付けげ下手だし、美的感覚がない。さらに、何をどうすれば自分が気持ち良くなり、以後ことが良くなるのかが、わかっていない。ただただ前に進むことしかできない。進んでいるうちは、あまり周りのことが気にならないくて済む。で、一旦立ち止まると嫌なものを見てしまったような気持ちになる。まず、生き方を変えなければいけないと思うが、もう遅い。
やっと竹林さんの版画に添える言葉を印刷。これまで何回とやってきたことなので、ある程度手順は覚えている。午前は文選。2つの版画とも言葉は4行が4連の16行。題と行間を入れると21行になる。活字のすだれは、川崎のたべることっくらすことSOWさんでのワークショップに持ち出したのときのまま、まだラッピングをして放置していたので、ラッピングを外す。予定はないが、次の持ち出しのために巻いたラップはカッターで3辺を切って、開いたら、すだれの後ろに畳んでおく。活字棚を植字台と同じ向きにしたので、なんか気分が良い。小出張のすだれが3枚とも少し離れたが、そんなに問題はない。却って出張と明らかに違う場所に移って、文字の場所がわかりやすく記憶できそうだ。午前で文選を終える。外字は6文字程度。外字のすだれはラッピングを外さずに、カッターで活字の大きさの穴を開けて拾い出す。午後に印刷。最初に組版を行う。テキンの一番高い位置に文字を組み、一度印刷をしてみる。それで行頭の位置を確認する。この行頭の位置が銅版画の画から30ミリ下にくるように銅版画のシートの下辺を切る。そのために銅版画の画の平行を定規で確認し、シートの両端に印をつけ、測って算出した位置、画の下辺から188ミリ下を絵に平行に切る。それを最初の「「日記」妹よ」のシート6枚行う。それから印刷。校正ゲラを出し、修正を行い、あまりにも磨耗している活字は取り替え、本刷り。ここでは、長方形の銅版画シートのどの位置に銅版画の画があるのか一枚いちまいのシートが違うので、印刷位置が微妙に1枚ごとに変わる。そこを注意しながら印刷を行う。具体的には、コピー用紙に試し刷りをシート1枚ごとに行い、シートを置く位置を確認して行う。いつものことだが、なかなか思った位置には印刷できない。100点満点で60点いかないかな。母のケアマネと訪問看護ステーションの方との打ち合わせを挟んで、もう一つの作品「りんご園の女たち」も無事印刷を終える。明らかに並行がズレたシートが一枚あった。そのほかは、なんとかなるだろうと思う。
夕、散歩に行こうとしたら、もう母の夕食を準備する時間になろうとしていた。予報の晴れは結局曇り空で外れたが、この時刻になって大きな夕焼けに空になる。
サミーポール氏の『過去をつなぐ橋』第30話の編集を終え、最終チェックのやり取りを経て入稿する。
