日記

2026.10.19

 空がピンクに染まっている。朝焼けは雨。そんな日。交差するいくつものシュロの大きな葉の先に格子状の空が見える。遠くを見ようしても、みえない。目の前の深い緑色に傾くとんがった人間の手を思わせるシュロの葉ばかりが見える。足元はあるのに、しっかりとした靴、しっかりとした指先、しっかりとした踵、しっかりとした目、しっかりとした体があるのにシュロの葉ばかりが見える。

 今日は忙しい日。忙しいと言っても午前でそれは終わるから、午後は自由だ。朝早く、会員と同時に問診票をいただきに診療所の玄関を入る。もうすでに2人の先客がいる。インフルエンザの予防接種。母に時間通りに朝の支度を終えてもらい。玄関前の2段の階段を車椅子で降り、車の乗車する。それから診療所に行き、問診を受け注射を刺される。通常の外来と一緒に済ますので今月の受診が終わる。料金を払おうとしたら現金が足らず、家に一旦戻り、再び支払いにくる。激しく恥ずかしがるかと思いきや、少しの動揺で堂々としているわたし。それから、調剤薬局に行き、処方箋を出す。後で取りに来ますと言い添え、すぐに帰宅する。午後に行う組版の設計図を考える。母の昼食の準備を終え、自分も食事を済ませる。それから、少し体を休める。予定の時間になったので調剤薬局に向かい、薬を受け取り、明日人間ドッグを受ける大きな病院に行く。問診票をいただく。病院のセブンイレブンでチョコレートどら焼きを買い求め、飲食化の座席で食う。帰路、生協に寄り、ずんだおはぎを買い、帰宅する。それから工房に入り、市村さんの個展を記念して弘前、秋田、盛岡で開催される浮(ぶい)さんの演奏会のチケットの製作に入る。午前に作った設計図とあら、違う。6ポイントの文字表現の行数が計算が違っていた。あんなにピッタリと合うはずがないと思う。偶然なんてありやしない。これ、説明するとやけに長くなるのでカット。再度計算をし直し、これで大丈夫であることを確認する。

 夕、母がなん度も「すまない。ごめんね。」と繰り返し言っている。

 市村さんから弘前での個展の案内状が届く。使われている紙やそこに描かれている絵の表情を見て、演奏家のチケットの製作に選んだ用紙は間違いじゃなかったお思う。