2026.02.15

妬みとか、嫉妬とか、英雄気取りとか、塞ぎ込む気持ちとか、誰かに当たり散らかしたい理由のない怒りとか、日頃から抱いている不満とか、ありとあらゆる力が湧いてくるときがある。一気に吐き出して粉砕してしまおうという。大概は壁ではなく、大概は目の前の人に向かってそれは進んでゆく。問題は、その後だ。問題はその後だ。暖かな日になるだろうこの日にいつもの通りにマルと土手に向かう。先頭を歩く白鳥が、ぞろぞろと3羽を従え、畑のある土手の中腹にに登ってゆく。飛ぶ白鳥は見るが、歩く白鳥を見るのはあまりないなと思う。
1日ずっと双紙の表紙の刷りの作業。最初に、用紙となる三椏に雁皮を混ぜた紙の印刷面の確認を行う。厚物ある紙でなおかつ凹凸ができるだけなく、柔らかな面に刷ることができりように一枚いちまい、紙を選定してゆく。次に、昨年のやり方、手順を思い出し、恐る恐る行う。ノートに紙に刷る位置をミリ単位で記入し、カッターマットにマスキングテープで印をつける。そこに版木を置き、ローラーで油性絵の具を塗り、紙をそっと置く、そしてバレンで擦る。絵の具は、一つ刷るごとに5ミリほど新しく追加し、刷り残りが出ないようにする。途中で紙を少し捲り上げながら、刷りの状態を確認しながら力を込めて行う。午前で23枚の刷りを終える。一気に今日1日で42枚を終えようと思ったが、午後は疲れたので、今日はこれでお終いとする。しかし、手を綺麗にして紙に絵の具が付着しないように心がけたのだが、いつのまにか手に絵の具が付着して、紙を汚すミスを何度か繰り返す。困ったものだ。終わってから絵の具を洗い油で落とし、次の刷りに備える。あとは、テレビでバスケを見たり、のんびりと過ごす。
夕、マルと散歩。児童公園を一周。とにかくあったかい。けれど、慣れないのだ。寒い日の厚着のままで歩く。
