2026.08.30

肌寒い日。時々、窓の外で棕櫚やミズキの葉がどさっと揺れる。雨粒だろうか、それとも朝露の雫だろうか。風が吹いて揺れる様とは違う衝撃のあるズレとも思える揺れにハッと目が覚める。一刻ゝゝと時間が進んでいるらしき音を聞きながら文字を打つ。静けさにまとわりついている紙でできた綿飴のような魂を揺り起こさなにように仕舞っている。
日曜日は休もうと思っているけれど、楽しいことはつい体が動いてしまう。手持ち無沙汰だったので、2022年に曲線で行った展示『曲線的なアルゴ』展のい図録を電子ブックに上げようと思う。インデザインのデータからpdfを単ページで出力すれば簡単に作業が終わると思っていたら、リンクが壊れており、手の施しようがなくなっていた。それで印刷時に版下にしていた高解像度で出力したのpdfを貼り付けることにする。ページになっているpdfの版下を単ページに分割し、インデザインに貼り付ける。トンボなどの線が残っているので、それを消してゆく。それからアップロードして完成。それが終わり、のんびりと母屋のリビングで組版をやろうと思い、工房から、組みゲラと6ポイントの活字と、6ポイントの込物、それに拡大鏡、ピンセットを持ち出し、母屋に運ぶ。それから机の上に広げ、亀之助の雑文集の出典を記した文字を組む。小さな活字だが、活字店への注文は文章で行ったので、その順番に拾い出し、組めばいい。だから、とても簡単に早く終える。それから4キロ走る。午後、組んだ出典の組版を印刷。修正するところは多々あるけれど、記載事項がこれでいいのか施主に画像を送る。それから、リビングのソファーでのんびりと小関さんの新しい詩集『百姓の日常』を読む。初読の感想は、「文を綴っている」というもの。その中に、きらりとひかる表現の詩がある。全体としては、未来へ希望をつなぐ意思が感じられる。もっと読まないと感想は書けないだろうと思う。
夕、メリカリで売れたものを発送。セブンイレブンはわたしにとって憩いの場、日常に距離を取るための避難場所になっている。
