2025.09.17

実に弱い。じつに弱い人だと思う。大いに笑ってしまう。一つの仕事を受けただけで、眠れないほどのたくさんの心配事を抱えてしまう。引き受けてしまう。実に狼狽えているのだが、苦しんでいるのだが。覚醒すると、いつものように振る舞う自分がいる。振る舞っていると、自然と、元の?元気な自分に戻るようだ。実に馬鹿げている。本当の自分はどっちなんだろうかと思う。一つ一つのことを成し遂げると、それが自信となり、次のことに向かって進めるというから不思議だが、途中で疲れたらと思おうとそれも不安につながる。体を横から縦に修正すると、頭の中から背中を通って、ストンとなにかが落ちている。自分では気が付かないのだからどうしようもできない。予報では曇り空。しかし、外は明るく、太陽が光を放っている。マルと玄関を出る。風がある日。向こうからやってきて頬に当たる気持ちが良い。昨日の穂にも当たる。気持ちが良い。児童公園を一周する。太陽が眩しい。今日も暑くなるのだろう。
終日工房で作業。五号明朝の文選を始める。1時間ぐらいで終わる。無い文字の活字はなかったが、本数が少ない活字や字面が欠けている活字を幾つか買わなければいけない。それから付箋の組版作業。飾り罫で囲う。飾り罫の長さの計測を失敗し、二つを合わせることになる。いざ、試し刷りをしてみると、これはいけない。黒枠のイメージになってしまった。再考が必要。それから他の組版も印刷してみる。あとでゆっくりと校正を行おおうと思う。テキンの三つのチェースを全部使って組版を作り、それをゲラ箱に保存する。なんか、一端の活版印刷所になった気分。今日はここまで。次に、娘の誕生日に贈る A4 のメッセージカードを木活字で作る。赤、青、黒の三色。最初の印刷はインクが乗っていい感じなのだが、何度も繰り返すに従って、インク乗りが悪くなり、あまりよく印刷ができない。どうしてだろう。まあ、こんなものかで終える。
夕、マルと散歩。墓を一周。秋の空に浮かぶ秋の雲の様子を見ながら歩く。太陽の光が斜めから差し、天空が照らされている。